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病と障害と、傍らにあった本。
¥2,200
SOLD OUT
病と障害と、傍らにあった本。 著 : 齋藤陽道、頭木弘樹、岩崎 航、三角みづ紀、田代一倫、和島香太郎、 坂口恭平、鈴木大介、與那覇 潤、森 まゆみ、丸山正樹、川口有美子 里山社 10/25発売予定 定価2,000円+税 ISBN:978-4-907497-12-5 四六判・上製・256頁 12人の当事者、介護者による、本と、病と、生きることにまつわる書き下ろしエッセイ。 こんな本をずっと待っていました。 いま一番読みたい、そして売りたい本です。(店主) ~出版社より~ 病や障害のつらさは、心身の苦しみのみならず、固有な症状や想いを抱え、孤立すること。そんな時、心を通わせた本はあったのか。それぞれの病や障害の実情と、本の「生きた読 まれ方」を味わう、12 人の著者によるオムニバスエッセイ。 「物語を楽しむ以前に、境遇のあきらかな違いにひっかかって、本が読めなかったのだ。 ぼくがただ敏感すぎるだけのことなのだろうと思う。だけど、それほどまでに「聞こえる人のようにならなくてはいけない」という呪いは根深かった。 当時のぼくにとって、本は救いにならなかった。 自分のものとしての実感をもたらしてくれる本が読みたい。 そんな思いを感じはじめた小学高学年ぐらいから、 母の描いた絵日記を、ふたたび読むようになった。」(齋藤陽道) ◎目次◎ 【本を知る】 齋藤陽道「母の絵日記」 頭木弘樹「本嫌いが病気をして本好きになるまで」 岩崎 航「病をふくめた姿で」 【本が導く】 三角みづ紀「物語に導かれて」 田代一倫「写真と生活」 和島香太郎「てんかんと、ありきたりな日常」 【本が読めない】 坂口恭平「ごめん、ベケット」 鈴木大介「本が読めない。」 【本と病とくらしと】 與那覇 潤「リワークと私 ブックトークがあった日々」 森 まゆみ「体の中で内戦が起こった 原田病と足るを知る暮らし」 【本と、傍らに】 丸山正樹「常にそこにあるもの」 川口有美子「それは、ただ生きて在ること。」
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どこにでもあるどこかになる前に。~富山見聞逡巡記
¥2,090
どこにでもあるどこかになる前に。~富山見聞逡巡記 藤井聡子著 里山社 ISBN:978-4-907497-09-5 ピストン藤井の名前で、里山社サイトに掲載されていたエッセイを書籍化。 東京生活をたたんで故郷富山にUターンした著者が、ライターとして活動しながら故郷への思いや家族・友人・周囲の人々との交流を綴った疾走感あふれる文章に引き込まれる1冊。 ~出版社サイトより~ 新幹線も開通し、コンパクトシティをうたう再開発で、一見、開かれた町になった富山市中心部。だが郷愁と個性を失いどこにでもありそうな姿になった町に、08年、30歳直前でUターンしたライター、藤井聡子は戸惑いを覚える。見た目は「開かれて」いても結婚出産を迫る閉鎖的価値観は相変わらず。閉塞感に抗い、失われる町を記録しようとミニコミを作り始めた彼女は、迷い、傷つき、悩みながらも個性的な富山県民に出会い、第2の青春を見つけていく。 サイズ:13×19cm 本文:214頁 ※新刊のため定価で販売しています。
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みぎわに立って
¥2,090
【新刊】 「みぎわに立って」 田尻久子著 里山社 ブックデザイン:祖父江慎+根本匠(コズフィッシュ) 版画:豊田直子 熊本の橙書店店主 田尻久子さんのエッセイ集です。とても佇まいのいい本です。 西日本新聞に掲載されたものに加筆修正して本にまとめてあります。震災に見舞われた当時の様子も生々しく描かれていますが、そこから立ち直ろうとする人々に寄り添うような日々の営みが綴られています。 ※新刊のお取り扱いのため、定価で販売しています。 サイズ:13×18 本文:175頁